家づくりを始めるすべての人の参考に!マイホームの計画に役立つ知識を紹介します!

家づくりで計画を立てるためには、まず様々な情報収集を行うことが大切です。
現在賃貸物件にお住まいの場合は、契約してから完成までに要する期間を知ることで、賃貸物件の更新時期と引き渡し後の引っ越しのタイミングを合わせられます。
資金面においては家づくりにかかる費用を知ることで、毎月の収入や支出から予算を設定しローンの返済計画が立てられます。
複数社から見積もりを取って比較し大体の費用を把握すると良いでしょう。
家づくりを始めるなら頭金が貯まってから?
家づくりを始めるなら、基本的には頭金が貯まってからにするのが良いのは間違いありません。
絶対というわけではないのですが、ローンを借りる場合、金融機関側はもしその家を売ったとすればいくらになるかという数字をもとに、貸せる金額を決めることが普通です。
別に家づくりだけの話ではありませんが、どのような物であっても何かを購入した後に売るとなれば、たとえ直後であっても値下がりしてしまうことが一般的であり、つまりは購入額よりも売却額は低くなってしまいます。
要するに、その家の購入に必要なお金の100%全てを金融機関から借りることはできず、頑張ったとしてもそれより幾分か少ない金額しか借りられません。
ではその差額はどうするのかと言えば、頭金として自分自身で用意しなければならないというわけです。
これはあくまで一般論であって例外はあるのですが、そうは言っても住宅本体価格以外にもお金がかかるシーンはあって、やはりある程度手持ちは必要となります。
暮らしやすい家づくりなら断熱性と気密性にこだわろう
快適な家づくりをするためには、断熱性と気密性がポイントです。
断熱性と気密性を高めた住まいの室内は、外気の影響を受けにくいです。
夏ならクーラーで冷やした室温が外気の影響で暖まりにくくなり、反対に冬なら暖房で温めた空気が冷めにくくなります。
冷暖房を効率的に使えるようになるので室内が快適になるだけではなく、電気代などの光熱費を削減できるのも嬉しいポイントです。
安全面を考えたときにも、家づくりでこだわりたいポイントです。
冬の住宅で気を付けなければいけないことに、ヒートショック現象があります。
ヒートショック現象とは、温かい場所から寒い場所に移動したときに、急激な温度変化により心臓や結果に負担がかかる現象です。
毎年冬になると多発し、水回りを北側に配置する日本の家づくりの問題点と指摘されています。
住宅の性能を高めて室内全体が温かくなれば、ヒートショック現象も防げてお年寄りも安心できる家づくりができます。
注目度が高まるゼロエネルギー住宅の家づくり
家づくりではいわゆるゼロエネルギー住宅の注目度が高まっています。
zero energy houseの頭文字をとってZEHと呼ばれることもありますが、これは別にエネルギー消費がゼロの家づくりという意味ではありません。
人間が生活する以上、電気やガスなどのエネルギーを一切使わないというのは考えられませんのでそういう意味ではなく、普通は電力会社とかガス会社にお金を払って購入するしかないところ、例えば太陽光発電システムを設置するなどして自ら電気を生み出し、それと消費するエネルギーとを均衡させた家を指します。
簡単に言えば、光熱費が差し引きゼロで済む家と思ってもらって構いません。
昨今では電気代やガス代は高騰する一方ですし、地球環境への関心も高まっていて太陽光発電は注目されています。
一方で、確かに差し引きゼロで済むとは言ってもそれは初期の導入コストを度外視して計算している場合も多いですから、しっかりとした算定は必要です。
健康的な住まいを実現する天然素材を駆使した家づくり
家の中はほこりだけではなく、科学的に使われているものがアレルギーなど、体調を崩す原因となることもある点に注意です。
ほとんどの人に影響がない場合でも、アレルギーなど、家によっては体調を崩してしまう健康面の悩みを抱えてしまう方もいるため、アレルギー毛穴など、自分自身のことを知ってから天然素材を使う家づくりに注目することをおすすめします。
はじめから天然素材を使っていると、化学物質のことで悩むことなく、家全体を見直すこともなくなります。
家づくりをスタートさせる時に、健康面のことも考えた使う材料一つ一つにこだわることができる業者もあります。
天然の使われる木材や壁紙、断熱材など、どんなものが使われているのかを調べてみると、新しい発見ができます。
家づくりで使われているものはたくさんあるため、改めて一つ一つのことに目を向けてみることをおすすめします。
自然をテーマにした家づくりをスタートさせる方も多く、様々な提案をしてもらえます。
家づくりを始める前に周辺の住環境は入念にチェック
家づくりを始める前に、建てる土地の周辺環境は入念にチェックしてください。
たとえば南側に何も建物がなく日当たりが良い土地でも、マンションやアパートの建設計画が動いているかもしれません。
自宅の目の前に背の高いマンションやアパートが建設されたら、日当たりが良いと思って選んだ土地でも、日が当たらなくなってしまいます。
思い描いていた住環境からは程遠くなってしまうため、目の前が空き地だからと言って安心するのではなく、土地を紹介した不動産会社に質問をして、開発計画がないか確かめておきましょう。
もちろん家づくりで確かめたい住環境は、目の前にある空き地の用途だけではありません。
最寄り駅までの所要時間やスーパーなど生活に必要な施設までの距離、子どもの教育環境や自治体の子育て支援策など、さまざまなポイントがあります。
さらに家づくりを始めるときには周辺の人通りや騒音までチェックしていると、快適な環境で生活できます。
快適な湿度に調整できる家づくりのポイント
家の快適性には様々な要素がありますが、快適な湿度に調整できることが家づくりにおける大切なポイントなのは間違いないのではないでしょうか。
風通しがイマイチで湿気がこもりやすい部屋は、ジメジメして不快ですし、夏場になると肌にまとわりついて気持ち悪くなります。
風通しもそうですが、エアコンの除湿や除湿機の効きを良くすることも、家づくりに基本的なポイントだといえます。
快適な湿度は季節によって異なりますが、夏も冬も65%を超えないようにした方が良いのは確かです。
65%を超えるとジメジメが増すばかりか、カビが生えたりダニが増殖することになるので注意です。
つまり健康にも影響し始めるので、65%を1つのラインと考えてその範囲内に収まるように家づくりをするのが望ましいです。
気密性がしっかりしていれば、梅雨の期間も湿気が室内に入り込む心配がなくなります。
勿論、換気も計画的に行うことが大事ですが、調湿する機能を有する内装材を用いることも、快適な家づくりに繋がるのではないでしょうか。
ライフスタイルの変化にも柔軟な対応ができる家づくり
人間が生活に求める住まいというのは、その時々で変わってきます。
たとえば子どもがいる家庭なら、子ども部屋を作るため部屋数は多いほうが良いでしょう。
反対に子どもが独立して夫婦二人だけになると、部屋数はそれほど重要ではありません。
部屋がたくさんあっても用途に困るので、それなら広い部屋が一つ欲しいと考えます。
こうしたライフスタイルに合わせて住まいを変化させる家を作るためには、家づくりのときから将来を考えておく必要があります。
住宅には絶対に動かせない柱や壁があるため、ライフスタイルに合わせて変化させるのは難しいと思いがちです。
しかし絶対に動かせない柱や壁以外は、自由に動かせるのが住宅でもあります。
将来を見据えた家づくりをしていれば、大きな空間を作り我が子が成長したら仕切りを設けて子ども部屋にしたり、独立したら仕切りを取り払って一部屋として使えます。
このようなちょっとした工夫で、家族の変化に対応できる家づくりができます。
スペースの使い方にまでこだわった家づくりなら収納不足で悩まない
収納問題は、家づくりの永遠のテーマです。
単純にスペースが足りなくてモノの置き場所に困るといった悩みから、スペースはあるものの使いにくいなどの声まであります。
モノがあふれかえる住まいは、見た目が悪く我が家にいても落ち着きません。
またどこに何をしまったのかわかりにくく、いざ使おうとしたときに見つからないといった事態も発生します。
つまり快適な住まいとは程遠くなってしまうため、家づくりの段階から考えておかなければいけません。
収納問題を解決するために、家づくりの大切なポイントは使い方まで考えスペースを配置することです。
たとえば食材や調味料などを保存しておく場所を確保するなら、キッチンの側にパントリーを作ると良いでしょう。
玄関には下駄箱だけではなく、コートなど大きな衣類まで収められるスペースを作っておけば、非常に使いやすいです。
こうした考え方を取り入れて、家づくりでありがちな問題をスッキリ解決しましょう。
メンテナンス性にまでこだわり素材を選ぶ家づくりは完成後の負担も軽い
住宅のメンテナンス性は、家づくりで軽視されがちなポイントです。
しかしメンテナンス性の高い家づくりをしていれば、将来のコストを下げることが可能です。
住宅というのは、建てたらそれで終わりではありません。
何もせず劣化を放置していたら、住宅には大きなダメージを与えて寿命が短くなり長く住めなくなるでしょう。
同じ家に長く住み続けるためにも、将来のコストを下げることも家づくりでは重要な考え方です。
メンテナンスのコストを減らすためには、工事の回数を減らせるよ央にするのが家づくりの基本です。
具体的には外壁工事の回数を減らせるサイディングに外壁はしたり、工法もツーバイフォーを選ぶと耐震性が高まって、住宅の寿命は延びていきます。
また定番の部材や設備を選ぶのも、コストを減らすポイントです。
定番品は市場にも長く流通しているため、万が一交換が必要になったときにも低料金で対応できます。
その他にも保証のある建築会社を選ぶなど、ちょっとこだわれば将来必要になるコストは下がります。